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文京区 家庭的保育事業 小堀奈央

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SandyとNaoのつぶやきcompany


2020年08月31日

ある日ふと目が覚めて時計を見ると、
朝の4時を少し過ぎたところだった。
いつもなら絶対にもう一度寝るけれど
何となく起きてみようかなと思い立つ。
サッと身支度を整え、心から迷惑そうな
Sandyを誘って散歩に出た。

夏は暑いものと決めつけていたが、そうか
こんな早朝ならそうでもないのか。
誰でも知っているようなことだけれど、
実際に感じてみて改めて、本当なんだと
まさに実感した。
なかなか体を起こさなかったSandyも
外に出るとスタスタと歩き出し、夜よりも
足取りが軽い。人間ならスキップをしている
ようなうきうきが、伝わってくる。

遠くの空の色が変わってきた。
足を止めた。
きれ~~ 
感動した。
こういう空を見ないで過ごしてきたこれまでを
ちょっと後悔するくらい、本当に綺麗だった。

わんちゃん連れの人とすれ違うことが増えてきた。
みんなこうして早起きしているのか。
…反省。
寒くなってきたら絶対絶対にむりだから、
今のうちにまた早朝散歩しようね、さんちゃん!

さて、何時かな?とスマホで確認しようとしたら
あらら。持ってきていなかったようだ。
マップに頼って帰るつもりだったに、ここはどこ?
すると、Sandyがこっちだよ!とでも言うように
迷いもなく進み出し、導かれながら歩いてみると
なんといつの間にやら知っている道に出たではないか。
おぉ、これが帰巣本能というものなのか!


朝焼けの美しさに心打たれ、Sandyの能力に
感心したその朝、結局2時間近く歩きながら、
早起きの徳というものをかみしめたことだった。
-N