SandyとNaoのつぶやきcompany
2019年03月11日
高校の卒業式に出席した。
驚いた。
自分の時からは想像もつかないその演出に。
BGMはクラシックではなくポップスで、卒業生は保護者席の後ろからではなく正面ステージ奥に作られた扉の中から登場する。しかも金銀の紙吹雪がキラキラと舞う中を。
司会、というよりMCと言った方がしっくりくるそれや、あらゆる誘導は先生ではなく在校生が行う。
大きなスクリーンには結婚披露宴のごとき思い出動画。リアルタイムの子どもたちの様子も映し出されている。
国歌は斉唱ではなく、スポーツの国際試合の時の歌手のように、上手な学生がマイクに向かっての独唱だった。
…歌う気満々だったのにな(笑)。
卒業証書の授与の前には各種表彰が行われ、表彰された生徒はそれぞれ喜びを語る。
一番感動したのは、皆勤賞の表彰。欠席3日以内の精勤の子たちの多さにも驚いたが、1日も休まず出席した子どももチラホラいた。
代表の生徒が面白おかしくも共にステージに上がった母親に向けて感謝を伝える場面では、人の子の言葉ながらボロボロと泣けてしまった。
お母さんも子どもにメッセージを送る。またまた、ジーン。本当に素敵な時間だった。
そしていよいよ卒業証書授与。
一人一人が、名まえと共にスクリーンに映し出される。
笑顔の子ども、緊張している子ども、泣き顔の子ども…。
ずっと名簿に目を落としながらの先生、名簿は小脇に抱え生徒を見ながら名まえを呼ぶ先生…教師も様々。
こちらはこちらで、拍手し過ぎて手がジンジン。腕も痛い。
そして何より、卒業生が400名程もいるので途中でトイレの限界に(ーー;)
勇気を出してそっと席を立つと、他の人も続々と後に続いてきた。一気にできたトイレ行列。そ、そうよね。皆さんガマンしてましたよね…
結局、式は4時間半に及んだ。
アンケートがあったなら、絶対に書きたかった「卒業式にも休憩時間が必要だと思う」と。
驚きと感動と、そして忍耐。そんな1日だった。
Sちゃん、夏からはいよいよ留学ですね。あなたの選ぶ道を、私はこれからもずっと応援しています。
ご卒業おめでとう。 N