SandyとNaoのつぶやきcompany
2020年04月27日
お散歩していたら、すれ違ったご婦人に呼び止められた。
「あのー、そのワンちゃんはサンデーちゃんですか？」
あ、はい。そうです。えっとー…（どなただったかしら⁉）
「やっぱり！ちょっと待って」バッグの中をガサゴソし
「ほら見て！私の待ち受け画面。サンデーちゃん♡」
少し話していたら思い出してきた。
とある公園で、あの時もSandyと散歩をしていた。
可愛い女の子が触ってもいいですか？と近づいて来て
長いことナデナデしてくれた。少し離れたベンチで
見守っていたおじいちゃまが「そろそろ…」と促したが
聞こえないふりをしてまだまだナデナデ。
おばあちゃまも来て「じゃあお写真を撮らせていただきましょう」
そう言って何枚かをケータイに収めた。
名まえを聞かれたので、Sandyですと言った。
すると「あぁ、サンデーちゃん！良いお名前ね。」
（…ちょっと違うけど）ありがとうございます。
「日曜日だって、ほんと、良い名まえだわ！」
（…全然違うけど）ふふふ。
「あれは何年前だったのかしらね？」
お孫さんはおいくつになりましたか？
「もう中学生になりましたよ」
あの時は幼稚園に行っているとおっしゃっていたので…
「8年か9年前だわ！」
わぁ！それ以来初めてですよね、お目にかかったのは。
よく覚えていてくださいました。
「忘れないわよ。だってほら、サンデーちゃんは
あの時からずっと待ち受けなんだから。」
ということは、ケータイもあの時の⁉
「そういうことだわね！」
すごーい。
「日曜日のサンデーちゃん、またね」
はい、またお会いしましょうね。
これは今年の2月の話。
今は知り合いに会っても離れたところから
無言で会釈し、手を振ってさようなら。
仕方ない。
緊急車両が通る時、周りの車がサーっと避ける。
きっと急いでいる車も、みんな停まってやり過ごす。
そしてまた、何事もなかったように動き出す。
その光景が、私は好きだ。毎度感動してしまう。
知らない人同士が、知らない人のために暗黙の了解で行動する。
お願いされなくても、ありがとうって言われなくても、
当たり前に。
今が踏ん張りどころ。
みんなのために、家族のために、自分のために、
それぞれの役割を果たしてこの時をやり過ごそう。
そうすればきっと、世の中はまた何事もなかったように
動きだすことだろう。そう思う。
必要な働きをしてくれている全ての人に感謝しつつ
今はお家にいることも立派な仕事と思ってじっとしている。
（あ。じっとしていてできる仕事、していますよ！）
Sandyは日曜日のサンデーじゃあないけれど(笑)、
またあのご婦人とばったり出会ってお話しできる日が
今から楽しみだ。－N