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文京区 家庭的保育事業 小堀奈央

TEL.03-3822-8488

〒113-0021 東京都文京区本駒込4-27-3-103

SandyとNaoのつぶやきcompany


2019年08月19日

夏日・真夏日が続き、日本中が危険な暑さに見舞われている。
天気予報より、実際の気温はもっと高い。出かける際は公園や
道路などで、子どもの高さの温度を測ってみる必要がある。
文京区の保育施設では、気象庁の熱中症予防サイトの暑さ指数に
基づいて散歩や水遊びの判断をすることになっているが、
外出禁止の『危険』の一つ手前『厳重警戒』の時であっても
実際の公園での測定値(地面に近い子どもの高さ)は40度を
超えていたこともあった。

この暑さ、真昼間に犬を歩かせる人はさすがに見かけないが、
日が傾きだすと待ってましたとばかりに多くの人が散歩を
始める。でも待って!灼熱の太陽が降り注いだアスファルトの
熱は、そう簡単に冷めるものではない。夏になると地面を触る
のが常になっている私は、そのビックリするほどの熱さをよく
知っている。昼間はもちろん熱過ぎて、「アツッッ」となる。
そのままじっとしていたら(そんなこと無理だが)間違いなく火傷
するだろう。
(火傷でめくれ上がって真っ赤になっている余りにも痛々しい
犬の肉球の写真を、数年前に見せてもらったことがある。
本当にゾッとした。)
では日が暮れれば大丈夫なのかと言えばそうではない。
アスファルトの蓄熱というものはものすごくて、火傷はしない
までも地面からすぐ近い位置を歩いているワンコたちは、
多くの場合ハァハァと舌を長く出して温度調整をしている。

人間は大概くつを履いているし、公園は土の地面のことが多い
ので足の裏を火傷することはないかもしれないが、うっかり
滑り台に触ってしまうなんてことはあるだろう。暑い日に
子どもが滑り台に近づくのを見かけたら、周りの大人は例え
自分の子どもでなくとも危険を知らせて欲しい。

さて、日本の夏はまた、湿度との戦いでもある。
大げさでなく、湿気でおぼれそうな感覚になることもある。
同じ温度でも、湿度が高いのと低いのとでは体感温度がまるで
違う。除湿器が大活躍しているが、保育室では1日で10ℓ以上
の水が取れる。驚きである。最初はただ捨てていたその水を、
朝に夕にこの頃は打ち水に使っている。辺りは束の間ほんのり
涼しくなる気がする。昔ながらにお米のとぎ汁や、お風呂の
残り水などももちろん良いが、除湿器の水はとってもおすすめ。
部屋はカラリで外は涼しく。一石二鳥である。
余談だが、植物の水やりに使う場合は1日バケツの中などに
置いておくと良いらしい。機械を通した水なので、そのまま
あげるのはあまり好ましくないという。お水はお水なのに…
と思ってその辺りをお花屋さんに尋ねてみると、実は水道水
も本当はバケツやペットボトルで1日置いた方が良いらしい。
水をあげすぎると起こる『根腐れ』というのがあるが、雨水では
根腐れはあまり起きない。それは、雨は自然の恵みだから。
とのこと。海や川の水が太陽の熱で温められて、蒸気になって
雲ができる。そこで水滴が作らて降ってくるのが雨。確かそう
習ったっけ。その雨はまた海や川になって、水は循環する。
そういう自然の水である雨は、栄養も含んでいる。天然の肥料
だったりするらしい。なるほど、納得。

ところで、便利な除湿器ではあるが、タンクが満水になれば
止まってしまう。こればかりがネックだった。ところが今年
ホースを繋げておけばずっと止まらないというものに出会い、
なかなかの高級品ではあったが(-_-;)迷わず手に入れた!
そんなわけで長い夏休みの間もSandy'sはカラッとした状態を
保っている(はず)。

熱中症はエアコンのついた部屋の中でも起きている。
温度はもちろん湿度にも気を配り、この暑さを元気に乗り切り
たいものである。-N