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文京区 家庭的保育事業 小堀奈央

TEL.03-3822-8488

〒113-0021 東京都文京区本駒込4-27-3-103

SandyとNaoのつぶやきcompany


2018年12月10日

少し前の話。
コンクールを終えたピアノのお友だちN川さんから、
記憶をつかさどる海馬の衰えを憂えるメッセージが届いた。
彼の頭の中にはその時 ♪楽譜~が翔ん~だぁ♪ という
渡辺真知子さんの『かもめが翔んだ日』の替え歌が頭にぐるぐると
流れていたそうだ。

記憶力が衰えるといえば、認知症。
その判定テストの中に100から7ずつを引いていくものが
あるらしいが、私と母の間にはこんな約束がある。
もしも母にちょっと疑わしいことが増えてきて認知症のテストを
する場合、その引き算の計算の点数が悪かった時には次のように
伝えるというのもの。
「計算に関しましては元来苦手ですので、くれぐれもそれはあまり参考に
なさらないようお願いいたします」
これ、本当の話(笑)。

私もまた、計算は苦手である。
数字がとにかく好きでない。
だからお金に関することも、そう。
今は振り込みをお願いしているが、保育ママだった頃は保育料を
毎月封筒で頂いていた。月が替わるとその封筒を保護者にお渡しし
お持ちいただくのだけれど、何せ苦手なお金に関することなので
「保育料の袋、まだもらっていなんですけど…」と言われること
しばしば。更には慌てて渡すと「あのー、先月分が入ったままに
なっていますよ」なんて笑われることも。
無頓着にもほどがある。お恥ずかしい限り。

実際には、もちろん計算ができないわけではないのだけれど
特に引き算や割り算に尋常でない苦手意識がある。
あまり理解されないのだけれど"寒い感覚"になってしまうのだ。
小学生の頃は、引き算のドリルであっても、足したい!
割り算も、掛けたい!いつもそんな気持ちだった。
数字が減る=葉っぱがどんどん散ってしまう木のように
なんだか寒く感じてしまう感覚。
これはもっと理解されないが、だから♭も苦手。
手が♯に行きたがる。頭の中では音が下がっているのに(笑)。

12月だというのに半袖を着る暖かさに驚いた先週だが、今週は
また平年並みの寒さが戻ってくるようだ。
引き算や割り算がますます私を苦しめる季節、
N川さんは海馬を鍛えることに成功しただろうか?
…と心配する前に、自分の頭こそ鍛えねば(・・;)  N