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文京区 家庭的保育事業 小堀奈央

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SandyとNaoのつぶやきcompany


2020年07月27日

子どもたちとしゃぼん玉で遊んだ。
可愛い口を上手にすぼめ、フゥ~っと吹く。
大きいしゃぼん、小さなしゃぼん、たくさんたくさん
出てくるしゃぼん。高く遠くまで飛んでいくのもあれば
すぐに割れてしまうものも。
じっと眺めたり、追いかけたり、パチンと割ってみたり。
大はしゃぎの子どもたちの笑顔がとてもまぶしかった。

今年の梅雨は驚くほどに長い。
たまに晴れれば今度は暑過ぎて、いずれにせよなかなか
外に出かけることができない日々が続いている。
そんな中、Hくんと私のこの頃のお楽しみは、楽しかった
あの日を再現したエアしゃぼん玉ごっこ。
お昼寝の支度をして横になったところでその時間は始まる。
Hくんがふぅ~っと吹くと、見えないしゃぼん玉を目で追いかける。
手をグーンと伸ばして、先に寝たお友だちが起きないように
小さくパチン!
「あ、あ、あ。遠くに行っちゃった~」
「見て見て。大きいのがくっついて、もーっとおおきくなったよ!」
想像が、しゃぼん玉のように次々飛び出しどんどん膨らんでいく
Hくんに、空を指さしながら今度は私が言ってみる。
―あの遠くのしゃぼん玉は、どこまで行ったのかなぁ?
すると「Sくんのところに行ったんだよ!」とすかさず返ってきた。
Sくんは0歳と1歳を一緒に遊んだHくんの大切なお友だちで、
離れてから4カ月が経つ今も毎日、その名前はSandy’sに登場する。
―Sくんのお家は遠いよ~。途中で割れちゃわない?
「電車に乗っていくから大丈夫なんだよ」
―なるほど!何の電車なの?
「中央線だったよね。」
―チョットだけ混んでるって、Sくんが言ってたんだよね。
「チョットだけってね!Kちゃんのところにも飛ばすぞー」
―Kちゃんのお家はもっともーーっと遠いけど、何で行く?
「飛行機じゃない?」

Sくんよりもずっと遠くにお引越ししたKちゃんのことも、
Hくんはそうしていつも覚えている。

Sくん、Kちゃん、お元気ですか?
それからSちゃんも。
ぼくは新しいお友だちと楽しく過ごしています。
でも、SくんとKちゃんも大切なお友だち。
だからずっとずっと忘れないよ。
まだしばらくは会えそうにないから、遠く遠くに
しゃぼん玉を飛ばすね。お空にふんわり飛んでたら、
それはぼくの吹いたしゃぼん玉かもしれないよ。
―H

同窓会のできる日が待ち遠しい。
―N