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文京区 家庭的保育事業 小堀奈央

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SandyとNaoのつぶやきcompany


2018年11月12日

保育士の研修会に参加した。『安定した愛着形成のために子どもの行動をどう理解し関わるか』という内容。

保育士なら、心理学を学んだ人なら良く知っている言葉、愛着=アタッチメント。「危機的な状況に際して、あるいは潜在的な危機に備えて、特定の対象との接近を求め、またこれを維持しようとする個体の傾向」「自分が誰かから一貫して保護してもらえるということに対する信頼感」のことを言う。

まぁ難しいことはともかく、その研修会で講師の先生が聴衆にこう問いかけた。

「皆さんには、アタッチメント欲求を出せる相手が誰かいますか?ちょっと思い浮かべてみてください。」

そうねぇ。あの人でしょ、あの人でしょ、あの人でしょ…。家族は元より、まぁ次から次へと出てくる出てくる。何かにつけて「あのね、あのね」と話したがり、「ちょっと聞いて~」と愚痴を言い、そして「お願いがあるんだけど」と頼る私。

改めて考えてみると(いや、改めて考えなくとも)、欲求を出しまくりな毎日を過ごしていることに気づく。欲求は、それを受け止めてくれる存在がなくては意味がないわけで、受け止めてくれるに違いないと思う人に対して出すものなのだと思う。

つまりは、「この人は私を受け止めてくれる」と信頼できる存在が、こんなにもいるのだということ!
お隣に座っていたIさんも思い浮かんだ中の一人だったので、「私はアタッチメント欲求がとっても満たされているみたい!いつもありがとうございます」と言ったら、彼女はフフフと笑ってくれた。

実は、この『つぶやき』を毎週更新できるのも、ある方のお陰。お仕事で大忙しな中、いつも私の「お願い」を快く引き受けてくださる。
この場を借りて、日ごろの感謝の気持ちをお伝えしなくては!
Kさん、本当に本当にありがとうございます。

あなたには、アタッチメント欲求を出せる相手がいますか?
たくさんいる必要はありません。誰かひとりでも、自分の本当の気持ちをぶつけられる相手がいること、そしてそれをしっかりと受け止めてもらうことができるならば、人生どんなことでも乗り越えられる!そう思います。

こんなにも満たされた心をもって、さぁ、目の前の子どもたちの欲求をしっかりと受け止めよう。そう気持ちを新たにしたことであった。 N